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【ウズベキスタン観光】古都ブハラの史跡巡りとグルメを楽しんだ1日

今回の記事はブハラで観光をして過ごした1日をまとめてみました。ブハラ観光の際に参考になれば幸いです。

ブハラについて

ブハラはウズベキスタンの中でも指折りの古都であり、今なお歴史的建造物の多く残る街です。その背景には、ブハラが昔ロシアに編入された際、イスラーム文化の強く残る中心地を避けてそこから離れた場所にロシア人居住区の新市街(現在の名称はカガン)が建設されたことにあります。なお、鉄道のブハラ駅はその新市街‐カガンにあり、観光名所の集まる旧市街からは15キロほど離れた場所になります。
首都タシュケントからは高速鉄道アフラシヤブ号で約4時間20分、サマルカンドからは約1時間50分ほどで結ばれています。
空港もありますが、鉄道での移動が一般的です。

ブハラでの1日

前日の夜に到着した宿で朝食をとり、軽く散歩をしました。道を歩いているとどこからか子猫の鳴き声が。ブハラにはとにかく猫が多く、半分人に飼われているような感じのとても人懐っこい子が多い印象です。(一応野良猫なので、あまり触らないように注意は必要。)

ブハラの有名店〈The Plov〉

その後はお昼ごろまでゆっくりしてから、The Plovというお店にブハラ名物のブハラプロフを食べに行きました。どうやらブハラ旧市街付近ではかなりの有名店だそう。
プロフはウズベキスタン料理の代表格。ウズベキスタンだけでなく中央アジアの中で全般的に食されており、地方によって味が異なるのがプロフの魅力です。プロフ自体は羊肉の独特の匂いと油と塩の感じが強く、確かに美味しいけれど日本人にとっては重く感じる方もいるかと思います。ただ、ブハラのプロフは比較的軽めのテイストで、脂っこさも塩気もそこまで強くなくかなり食べやすい味でした!1人前だと多く感じる方のために0.7人前もメニューとして用意されています。


旧市街観光の中心地となるラビハウズ

昼食後はブハラ旧市街を散策。
ブハラ旧市街は、ラビハウズ建築群を中心にしてこぢんまりと広がっており、1日もあれば十分徒歩で観光できるほどの面積です。
ラビハウズ付近には観光客の集まるお洒落なレストランがあり、昼も夜もかなりにぎわっています。お土産屋やちょっとした雑貨屋もこの周辺にあるので、このあたりに近いホテルがブハラ観光の拠点にぴったりかもしれません。

ラビハウズから西に15分ほど歩くと、サマルカンドで見たような青いタイルを用いた建築様式の美しいマドラサが。なんとたった15000ソム≒約180円の入場料で中庭に入って見学できます!なお、入場する際は肌の過度な露出やサンダルは厳禁です。街歩きの際にはあまり気にする必要はないのですが、イスラーム建築の内部を訪れる際は服装に注意しましょう。

中世の街並みの残るブハラ旧市街の散策を一通り終え、少し疲れたのでホテルに戻ります。1時間半ほど軽く休憩し、19時ごろに夕食を探しに再び散策に出かけました。


ラビハウズ付近の広場で物色していると、なんとこんな看板が!生ビール1杯10000ソム、約120円。日本の価格と比べるととても魅力的に感じられます。中央アジアは全般的に地元の生ビールが安い傾向にありますが、観光地でこの値段は破格。誘惑に負けてつい1杯注文してしまいました。
マドラサを目の前で眺めながらイスラーム都市の美しさに浸りつつお酒を楽しむ、なんだか矛盾している気がしますが……イスラーム文化とロシアからの文化が融合し、独自の文化が醸成されていることを改めて感じます。


お店を出てから少し路地に入ってみると、地下にあるなんだか良さげなレストランを発見。観光地系ではなく地元の人が多そうな感じのお店で、雰囲気たっぷりです。
ここではラグマンを頼んでみました。ラグマンは中央アジアで全般的に食されてるうどんのような麵料理で、新疆地方でもよく食されています。ウイグル風、ドゥンガン風、スープ多め、少なめ、焼きラグマン、きしめんみたいな麺のラグマンなどなど、作り方のバリエーションがかなり多く、お店によって全く味が違ったりすることがある面白い料理です。
このお店のラグマンはスープ多めで家庭的な優しい味でした。

お腹も心も満たされ、少し夜の旧市街を散策し、この日は宿に戻ることに。充実した一日を過ごせました。ブハラはとにかく旧市街がコンパクトに収まっていて、徒歩だけでも十分に観光できるのが良さだと思います。


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